~幾野の道の遠ければ~ 月海が日々堕落してゆく日記
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
天下取り
2008-04-22 Tue 15:54
 戦国時代の天下人といえば織田、豊臣、徳川ですが、毛利家が天下を取るにはどうすればよかったかを考えてみる。

 そもそも、織田信長が討たれた本能寺の変時、織田家の一方面軍に過ぎなかった秀吉や家康が天下人になっているのですから、当時の秀吉や家康よりも戦力だけでは勝っていた毛利家が天下を取れないはずがありません。

 本能寺の変当時、明智光秀の謀反がなければ中国方面軍の秀吉に明智軍の増援が加わる予定でしたし、毛利家も宇喜多の離反などがあり、毛利家が織田家に勝つことはまず無理だったと思います。

 毛利の最初のチャンスはまさに本能寺の変でしょう。秀吉は信長が討たれたことを毛利には隠し、かなりの譲歩をして毛利と講和を結んでいます。秀吉はそのまま明智を討つために中国大返しを行います。対する毛利は信長が討たれたことを知り、吉川元春が秀吉を追撃することを主張。小早川隆景がこれに反対し、秀吉は山崎の合戦で明智光秀を討つことに成功しました。
 本能寺の変後、明智光秀は毛利へ援軍の要請を出しています。もし吉川の主張通り秀吉を追撃していれば、中国大返しは起こらず、明智は十分な迎撃体勢を取って合戦を行えたでしょう。筒井順慶、細川忠興等の離反も無かったかもしれません。
 柴田勝家は上杉、滝川一益は北条攻めで動けず、毛利と明智に挟撃された秀吉は勝ち目がありません。その後は史実の秀吉が取ったとおり、柴田を討ち、徳川を追う形で不安定ながら天下人になることはできると思います。

 続いては、毛利家の九州移転です。
 天下を取った豊臣秀吉は豊臣家に対抗できるであろう徳川家、毛利家を大阪から遠ざけようと画策しています。徳川は北条の領地であった関東へ、毛利は島津の領地であった九州へ、実質的な加増ではありましたが、安定しない土地への移転であり、豊臣家へ簡単に刃向かえないようにしようとしました。
 徳川は関東へ移りましたが(これを条件に朝鮮出兵は免れる)毛利は小早川隆景の豊臣家への忠誠や秀秋を小早川家へ養子に迎えるなどの態度があり、九州移転をせずに済みました。隆景は毛利家を思って九州移転を阻んだのですが、後の世を見るとこれを受けていたほうがよかったと思います。
 秀吉の死後、250万石の石高を誇る家康に敵はいませんでした。しかし、毛利の九州移転を呑んでいれば、石見銀山を含め300万石と、家康を越える石高になっていました(朝鮮の役で疲弊はしていたでしょうが)それだけで、秀吉死後の家康の傍若無人ぶりはできなかったであろうと思います。前田利家の100万石でさえ、(利家の人望の厚さが大きいのですが)利家が死ぬまでは家康が本格的な行動に出れなかったことからもわかります。
 
 そして、関ヶ原の戦いです。戦力が拮抗していたこの戦いでは、毛利輝元の毛利本隊3万は大阪城に駐留していました。もし合戦当時、毛利輝元が南宮山に布陣していれば、吉川広家は毛利宗家の出陣命令を無視するわけにはいかなかったでしょう。南宮山が動けば、松尾山の小早川も西軍に加担していたと思います。
 大谷吉継が小早川の裏切りを予想していたのなら、小早川を南宮山ヘ布陣させることもできたかもしれません。そうしていれば、少なくとも宇喜多、大谷の総崩れはなかったと思います。代わりに毛利本隊が松尾山へ布陣していれば、福島、藤堂、京極らの部隊は早期に総崩れしていたでしょう。

 関ヶ原で西軍が勝利すれば、中山道の徳川本隊、東北の結城秀康ともう一合戦起こるでしょうが、もはや東軍に勝ち目はありません。東北の伊達、最上は西軍に裏切る可能性もあります。後は三成との交渉通り、輝元が関白となり、秀頼の後見人となって天下の完成です。豊臣家が邪魔なら家康と同じ手で潰せばいいだけですからね。


 毛利はかなりのチャンスがあったにもかかわらず、時代を読み間違え、一国の大名にまで落ちてしまいました。まあ、結局は輝元に天下なんて取る気はさらさら無かったことが原因なんでしょうけどね。家臣をまとめられなかったことも大きいかもしれません。吉川をはじめ、宍戸、熊谷などの毛利重臣は合戦以前から東軍勝利を予見し、三成加担はしないと決めていましたが、輝元は豊臣派の安国寺に乗せられてしまい、西軍の総大将にまで祭り上げられました。
 毛利が東軍に付けばそれこそ西軍に勝ち目はありませんが、120万石の維持に加え、宇喜多の備前岡山57万4千石の加増くらいはあったと思います。




 
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<4/27 GvG | 坂の途中 | 4/20 GvG>>
この記事のコメント
top↑
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
top↑
| 坂の途中 |

ブログ内検索

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。